メディアの時代は終わったのか。
ペーパーメディア離れが進む昨今。電車の中で本を読む人や、雑誌やコミックを見る人もいなくなった。テレビも見ない、ラジオなんて知らない、スマホだけで全てが完結するメディア環境。
否定はできない。するつもりもない。正しい。進化だから。
中国から来た紙の情報伝達手段は、形を変え、革命が様々起きてきた。ペーパー→ラジオ→テレビ→メール→携帯電話→携帯メール→SNS。中でも、言葉を瞬時に伝達できる携帯メールは、我々にとって人知を超える発明だった。この先は、3次元を目の前に送れる環境になるだろう。
しかし、なぜペーパーメディアは今も生きているのか。人気雑誌もあれば、TV番組は今もあるし、その理由の“本当”は、誰にも分かっていないのではないか。私たちも分からない。ただ、これだけは言える。メディアって、別に形にこだわる必要はないのではないか。
その本質は“編集の力”である。発信すべき強いクリエイションと、それをあまねく伝えたいエディターと。それがメディアの全てを強くする。受け取るお客様に浸透していく。大げさに言えば、私たちは、それこそが使命と感じている。今は、突出した何かが少し足りないような。
流行りや街や企業や人物を知り、愛し、憑依する……。それが私たちの仕事の本質ではないかと思う。だから、発信するメディアはなんでもいい。明確なメッセージさえあれば。それが私たちの本音です。
時代を映す様々なトピックや、日本の素晴らしいクリエイター、世界を変えるサスティナブルなこと、思わず笑える何か……そんなことをメディアの形にこだわらず発信していきたい。紙やWebなどメディア上での様々なアウトプット、美しいモノも売れば、人が集まるイベントもすれば、コンサルティングもする。
当社は、そんな会社です。そんな会社であろうと思っています。